温泉街が楽しいおすすめの温泉地10選。食べ歩き・浴衣・外湯めぐり等の7つの楽しみ方

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草津の湯畑

旅行先を決めるとき、みなさんは何を基準に場所選びをしているのでしょうか。なんとなく癒されたい、日々の疲れをとりたい・・・と思い、温泉に行きたいなと考えている方も多いでしょう。
そんな時におすすめしたいのが「温泉街」への旅行です。温泉そのものが観光名所となっているその街並みは、風情たっぷりで日常と離れた空気をあじわうのにぴったりですよ。この記事では温泉街の楽しみ方と、おすすめの温泉街をいくつかピックアップしてご紹介していきます。

温泉街とは

温泉街とは、温泉の近くに入浴施設や旅館・宿のほか、飲食店や遊戯店、土産屋などが並んでおり街一帯を楽しめるような場所を言います。これといった決まりはなく、古き良き木造旅館が並ぶ場所もあればリゾート感あふれるような場所もあります。
街をあげて温泉に力を入れているため、いくつかの温泉を巡ることができる湯めぐりや街散策自体を楽しめるようになっていることが多いです。そのため「温泉に入りたい」という目的で旅行する方にぴったりな場所とも言えます。泉質に優れた場所や湯量の多い地域、景観が良い場所などが温泉街として発展することが多いようです。
 

温泉街の7つの楽しみ方

街自体がひとつの温泉地として発展している温泉街は、1日中遊んでいられるような楽しさがあります。ただ1箇所の温泉に浸かるだけではなく、以下のようなことが楽しめるでしょう。

1.外湯めぐり

城崎温泉
「外湯」とは、宿泊ではなく公衆浴場として入れる温泉施設のことです。温泉街ではこうした外湯がいくつかあり、湯めぐりができる場合があります。中にはその地域の宿泊客に無料開放されている外湯や、湯めぐりプランとして用意されていることもあります。
旅館の大浴場とはまた雰囲気が異なり、アットホームでレトロな雰囲気を味わいながら入浴ができます。泉質がいくつかあるような地域では、いろいろ入浴してみて違いを確かめてみることもできます。

 

2.浴衣に下駄で街散策

湯巡り
温泉街の宿泊施設では浴衣を貸し出しており、その浴衣を着たまま街まで外出できる事ができます。浴衣だけでなく下駄や丹前、番傘なども用意されているところがあり、入浴前や湯上がりに浴衣を着て街散策を楽しむことが可能です。写真映えもするので、お友達同士での旅行や海外観光客からの人気も高いです。

3.食べ歩きや地ビールを堪能

炙り越前蟹
温泉街にはグルメも沢山あります。その中でも特におすすめなのが、食べ歩きでご当地のグルメを堪能することです。旅館の懐石料理も魅力的ですが、食べ歩きにはそこでしか味わえないB級グルメもあります。浴衣で散策している途中に美味しそうなものがあれば、ぜひ味わってみてください。また食べ物以外にも、温泉街にはお酒や地ビールを用意しているところもあります。アルコールが好きな方は、ぜひお風呂上りに一杯飲んでみてはいかがでしょうか。

4.温泉卵を作る

温泉卵
温泉街の中には、自分で温泉卵を作れる場所が用意されているところがあります。市販の卵を買ってきて温泉に数十分付けておくだけで、柔らかくて美味しい温泉卵が完成します。作る楽しみに加え、出来立ての温泉卵は美味しさも格別です。なお、温泉の温度や環境によって卵を作るのにちょうどいい時間は異なるようです。温泉街に行った際に案内や現地の人に尋ねて確認してみると良いでしょう。

5.足湯を楽しむ

足湯
足だけを温泉につける足湯も、温泉街に行ったときの醍醐味です。足湯は温泉街の街角に設置されていることが多く、散策中に気軽に浸かることができます。足の先から温まれるためリラックス効果も高く、また街並みを眺めながら休憩できるため旅館の大浴場とはまた違った雰囲気を楽しむことができるでしょう。

6.飲泉

飲泉場
温泉は入浴するイメージが強いですが、実は飲むことでも効果が得られるものもあります。胃腸や肝臓に対して効果があったり、身体が芯から温まったりするため、健康促進に作用します。専用の飲泉場が設けられている場所があれば、貴重な機会なのでぜひ飲んでみましょう。ただし注意点として、必ず飲泉用とされているものだけ飲むようにしてください。誤った方法で摂取すると衛生面や効能面で逆効果となりますので、覚えておいてください。

7.遊戯場であそぶ

射的
温泉街には、昔ながらの射的などが楽しめる遊技場が設置されていることがあります。そのほか昔なつかしい駄菓子屋などもありますので、ご家族連れの方は親子で楽しむことができます。また旅館にも卓球台や古いゲーム機などが用意されている場所があります。
 

温泉街の持ち物

温泉街の持ち物
温泉街を楽しむには、持ち物にも気を付けておきたいところです。気軽にふらっと散策できる温泉街では、以下のようなものがあると便利です。

小さなバッグ

宿泊を含めた旅行で温泉街を散策する場合、旅行バッグとは別に小さなバッグがあると便利です。一度宿に荷物を置いて、貴重品と必要なものだけ持って出かけることができます。

タオル

足湯や立ち寄り湯、外湯などではタオルが備え付けられていない、または有料の場合があります。あらかじめ調べておき、必要であればタオルを持参するようにしましょう。

カメラ

温泉街は風情のある景観も魅力的です。ぜひカメラを持参し、記念の写真を撮っておくのがおすすめです。特に桜や紅葉の季節などはおすすめです。

手拭き

食べ歩きをしたい場合には、ウェットティッシュなど手拭きになるものを用意しておくのがおすすめです。

ビニール袋

着替えを入れたり、食べ歩きをした際にでたごみを保管しておくのに便利です。
 

おすすめの温泉街10選

ここからは「温泉街に実際に行ってみたい」とお考えの方のために、全国各地からおすすめの温泉街とその特徴をご紹介していきます。旅行先を決める際に、ぜひ参考にしてみてください。

1.有馬温泉(兵庫県)

有馬温泉

歴史・特徴や環境

日本三名泉にも挙げられる温泉で、その歴史はなんと日本書紀に記されているほど古くから存在します。三宮駅から約30分、大阪駅からも約1時間とアクセスし易く、観光地として栄えています。金泉銀泉と呼ばれる温泉が湧いており、外湯も楽しめます。温泉は美肌や神経痛などに効果を発揮します。

温泉街の楽しみ方

比較的コンパクトな温泉街のため、ゆっくり散策するのに向いています。有馬温泉には「炭酸せんべい」や「有馬サイダー」などの名物グルメも多く、食べ歩きも楽しめます。
他にはねね橋太閤橋といったスポットもあるため、風情のある景色を写真に収めてみても良いでしょう。外湯には金の湯・銀の湯・太閤の湯と呼ばれるものあり、違いを楽しむことができます。特に金の湯は強塩泉で赤茶色に濁っており見た目に楽しめるほか、飲泉や足湯も堪能できます。

 

2.伊香保温泉(群馬県)

伊香保温泉

歴史・特徴や環境

垂仁天皇の時代に発見されたとされる古い温泉ですが、2010年に石段を増設したり広場を改修したりなど、現在も進化し続けている温泉街です。海外からの観光客も多く、情緒にあふれた街並みが特徴です。温泉は湯治場として親しまれており、キズや冷え性、健康促進などに効果があります。

温泉街の楽しみ方

伊香保温泉で一番有名なのは、365段続く石段です。ここは石段街と呼ばれ石段の横には旅館や土産屋、遊技場、飲食店などが並んでおり、散策しながらさまざまなお店を楽しむことができます。
特におすすめなのは名物である「湯ノ花まんじゅう」です。食べ歩きもお土産としても、たいへん人気が高いです。

 

3.下呂温泉(岐阜県)

下呂温泉

歴史・特徴や環境

下呂温泉は有馬温泉、草津温泉とともに日本三名泉に挙げられている温泉です。趣のある旅館から高級ホテル・ビジネスホテルとさまざまな宿泊施設があり、温泉街は徒歩で気軽に散策できます。山々に囲まれたのどかな場所で、比較的涼しく過ごしやすい気候です。

温泉街の楽しみ方

下呂温泉旅館協同組合が「湯めぐり手形」を発売しており、加盟店の旅館のなかから選んで湯めぐりができます。そのほか飛騨川の河川敷には開放的な雰囲気で楽しめる噴泉地があり、水着着用で無料入浴も可能です。

いろいろな温泉に入浴したいという方にはまさにぴったりです。なお温泉はアルカリ性単純温泉で“美肌の湯”として親しまれており、女性人気も高いのがポイントです。
 

4.草津温泉(群馬県)

草津温泉湯畑

歴史・特徴や環境

自然湧出量が日本一の温泉地であり、知名度が高いです。いたるところから温泉らしい硫黄のかおりの湯気があがっており、街を歩くだけでも温泉地らしさを味わえます。観光地として栄えているためグルメや土産物屋もおおく、散策や食べ歩きにも向いています。温泉は強酸性で神経痛や関節痛、冷え性、皮膚病など多くの効果があり、「恋の病以外ならなんでもなおせる」と言われているほどです。

温泉街の楽しみ方

草津温泉には「湯畑」と呼ばれるシンボルがあります。これは源泉を木製の樋にかけ流すことで、温度調節をしたり湯の花の採取をしたりする施設のことです。日本一の湯畑は見た目にも圧巻ですので、ぜひ一度訪れて見てみることをおすすめします。
また湯畑のまわりには多くのグルメがあり、特に温泉饅頭はお店ごとに個性豊かなものを味わうことができます。湯畑を堪能した後は浴衣姿で食べ歩きをしてもいいでしょう。

 

5.湯布院温泉(大分県)

湯布院温泉

歴史・特徴や環境

温泉湧出量、源泉数どちらも全国2位と、温泉地としての規模が大きい場所です。かつてはひなびた温泉でしたが、昭和半ばごろから観光地として発展してきました。程よくレトロな街並みやレストランが並び、また周りには由布岳もそびえており新緑や紅葉など四季の変化も味わえる場所となっています。温泉そのものは無色透明でクセが少なく、どなたでも入りやすいお湯です。JR由布院駅からすぐとアクセスも良好であり、お年寄りやお子さま連れの家族旅行にも人気があります。

温泉街の楽しみ方

湯布院を散策する場合には「湯の坪街道」を通り、「金鱗湖」へ向かうコースがおすすめです。湯の坪街道には食べ歩きのできるB級グルメや土産物屋・雑貨屋が並んでいます。金鱗湖は鮮やかな自然に囲まれた湖で、美術館やカフェなどもまわりにあります。
 

6.道後温泉(愛媛県)

道後温泉

歴史・特徴や環境

日本三古湯にも選ばれている温泉で、3000年の歴史を持つと言われています。明治時代には温泉街の中心部にモチーフとなる「道後温泉本館」が完成しています。聖徳太子や夏目漱石など、各時代の偉人にも愛された温泉として有名です。泉質は単純温泉で、神経痛やリューマチ、皮膚病、痛風などに効能を持っています。

温泉街の楽しみ方

上記で述べた「道後温泉本館」を中心に、商店街なども広がっておりレトロな雰囲気が楽しめます。道後温泉駅の側には足湯もあり、まったりと温泉を堪能できるでしょう。夜間には坊ちゃん電車のライトアップを見ることができます。
 

7.城崎温泉(兵庫県)

城崎温泉

歴史・特徴や環境

1300年前に開湯した、歴史の古い温泉です。過去にはコウノトリが傷を癒すために訪れたとも言われており、実際に傷や痛みに対する効能を持っています。婦人病や冷え性など女性の悩みに対しても効果的なので、女性グループでの旅行先にもおすすめです。

温泉街の楽しみ方

城崎温泉には7つの外湯があり、それぞれ趣が異なるため湯めぐりが楽しめます。宿ごとに色の違う色浴衣が特徴的なので、ぜひ宿に着いたら色浴衣に着替えて下駄履きで温泉街を散策してみましょう。
最初の入湯者には「一番札」も配布されていますので、温泉好きの方は一番札を集めてみてもいいでしょう。
またカニの名産地としても有名です。温泉宿の多くは、冬にカニを食べられるコースを用意しています。グルメ目的で訪れている方も多いです。

 

8.修善寺温泉(静岡県)

修善寺温泉

歴史・特徴や環境

修善川の周りに温泉宿や飲食店が並んでいる、川沿いに広がる温泉街です。比較的静かな環境にある温泉街で、夏目漱石や芥川龍之介、川端康成など多くの文豪たちに愛されてきた場所でもあります。泉質はアルカリ性単純泉で、小さなお子様からお年寄りまで幅広い方が入浴可能です。
修善寺駅から簡単にアクセス可能、新宿から直通の高速バスなどもあり、アクセスの良さも魅力です。

温泉街の楽しみ方

レトロな温泉街の中には、浴衣や着物をレンタルできるお店もあります。修善寺温泉の近くには「竹林の小径」があり、幻想的な雰囲気を味わうことができます。
温泉街の名前の元になった修禅寺もあるため、観光や散策が楽しめます。カップルで訪れた方には「恋の橋めぐり」がおすすめです。

 

9.銀山温泉(山形県)

銀山温泉

歴史・特徴や環境

寛永時代に開湯した温泉で、長い間秘湯として存在していましたが、NHK連続テレビ小説「おしん」の舞台となってからは全国から大きな注目を集めるようになりました。大正から昭和にかけて建てられた、当時の木造建築が残されたロマンあふれる街並みが特徴です。雪の季節にはさらなる幻想的な雰囲気を味わえるでしょう。

温泉街の楽しみ方

古き良き日本の風景が残る街なので、ゆっくりと散策するのがおすすめです。日帰りでもいいですが、夜になるとガス灯で柔らかく照らされた街並みを見ることができますので、できれば宿泊で訪れるのがおすすめです。「白銀の滝」などをみられる遊歩道もあるため、歩きやすい靴を履いて散歩をしてみてはいかがでしょうか。

 

10.渋温泉(長野県)

渋温泉

歴史・特徴や環境

長野にある温泉街ですが、新潟や群馬からも比較的近い場所にあります。石畳の小道と木造旅館という、いかにも温泉街らしいノスタルジックな雰囲気を堪能できます。
温泉街には9つの外湯があり、宿泊客は入り放題のため「九湯めぐり」にもチャレンジできます。それぞれ源泉や効能が異なります。

温泉街の楽しみ方

九湯めぐりはもちろんですが、温泉街の散策も楽しいです。昔懐かしい射的や卓球場などは、親子やファミリーで訪れるのにぴったりです。街並み自体がレトロで可愛らしいので、思い出の写真をたくさん撮るのもおすすめです。

 

まとめ

温泉大国と言われる日本のなかでも、特におすすめなのが街として繁栄している温泉街です。全国各地に温泉街があり、場所によって雰囲気や魅力はさまざまです。温泉街で出来ることはたくさんありますので、何をしたいか、どんな人と旅行するのかを考えながら行先を選ぶと良いでしょう。

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