山陰最大級の温泉街!鳥取県米子市に位置する皆生温泉
皆生温泉は、鳥取県米子市の北部に位置する、日本海に面した海辺の温泉地です。全国的にも珍しい、海から湧く温泉です。そのため別名「塩の湯」とも呼ばれています。
老舗旅館から大型ホテルまで約40軒が建ちならび、山陰では最大級の規模を誇る温泉街を形成しています。夏季には海水浴場となり大勢の人で賑わいます。「日本の朝日100選」、「日本の渚100選」、「日本の白砂青松100選」、「都市景観100選」にも選定されています。
近年では「塩の湯」の美肌効果にも注目が集まっています。泉質は海のミネラルが豊富に含まれたナトリウム・カルシウム塩化物泉で、保温効果に優れています。その他効能は、神経痛や皮膚病など多岐に渡ります。
皆生温泉の歴史
明治17年頃、沖合の海面が泡だっていることを地元の漁師が発見しました。それは「泡ノ場」と呼ばれるようになりました。地元の事業家である伊島源太郎が温泉をつくることを計画したましたが、それが実行されることはありませんでした。明治33年、漁師であった山川忠五郎が、浅瀬に湧き出ている熱湯をたまたま発見したからです。その後、事業家や村が温泉の開発を試みましたが、いずれも失敗に終わりました。
これを引き継いだのが実業家の有本松太郎で、大正10年土地を買収し、都市計画をすすめ、鉄道を整備し、様々なイベントを開催して集客に励みました。その結果、皆生温泉は山陰随一の温泉歓楽街となったのです。
おすすめの皆生温泉宿5選
海潮園
歴史のある館内からは懐かしい雰囲気が漂う、純和風のお宿です。
魚問屋であった先先代からの教えに従い、主人自らが漁港に出向いて魚介類を仕入れています。その新鮮な海の幸を使用した夕食は絶品です。夕食はお部屋でゆったりと楽しむことができます。岩風呂露天、浜珊瑚を配した珊瑚湯、浜の湯、貸切檜風呂はすべて掛け流し天然温泉となっています。
【皆生温泉】 海潮園 pic.twitter.com/be5vQzKZgz
— 広島ごはん (@ha_chigohan) February 17, 2019
皆生つるや
全67部屋の比較的大規模な施設です。中庭を囲んで建てられている回廊風のお宿で、朝と夕には霧の噴水が風情を醸し出しています。
食事は山陰の新鮮な海山の幸を中心につくられています。高級感があり、落ち着いたつくりの露天風呂が人気で、館内からは大山を眺められる場所があります。
おもてなしに好評があるお宿です。利用者からは、「従業員の接客がよかった」「感じの良い仲居さんだった」などの声が多く聞かれます。
晩御飯
皆生つるや pic.twitter.com/TTQqA2q4tF— くまわ (@KjgYBPhBxjKHKVt) September 10, 2019
芙蓉別館
最上階の8階に位置する展望大浴場は広々としており、ゆったりと温泉につかることができます。大浴場からは海を眺めることができ開放的な雰囲気となっています。
平日と週末を同料金に設定するキャンペーンや、皆生100周年を記念したプランを用意しています。宿泊料金は7,000円台から用意があり、良心的な価格設定です。
今日は 皆生温泉芙蓉別館で
少し早いわが家の忘年会
日帰り食事プラン
食前食後に しっかり
♨️に浸かったよ
18時は 温泉貸切状態🎵 pic.twitter.com/9sPNL3PUke— Ikeoka Kazumasa (@55cbrider) November 28, 2019
皆生温泉 松涛園
屋上には貸切露天風呂が完備され、有料にはなりますがプライベートな空間を大事にしたい人に好評を得ています。自然と溶け込むように作られた露天風呂の中で日頃の疲れを癒すことができます。全室にウィーターサーバーが完備されています。
食事は季節感を大切にして作られています。ボリューム・種類ともに豊富なハーフバイキングは家族で訪れる人たちに人気です。
BSSまつりの後は、皆生温泉の松涛園という宿に宿泊。
2か月前、妻を置いて自分だけ温泉宿でいい思いをしたという事でリベンジ(前回とは違う宿ですが…)。
豪華な夕食に夫婦共々舌鼓。本当に美味しかった!
#kanayoru pic.twitter.com/13hTAgDfaA— 大ch(だいちゃんねる) (@dai0829cycle) September 30, 2018
和風旅館 三井
和風のこじんまりとしたお宿です。魅力はリーズナブルな価格設定です。蟹2杯半相当のコースが1万円以下から用意してあります。食事はボリュームたっぷりで、夕食・朝食ともに満足感があります。
歴史を感じるお宿ですが清潔感があり、従業員のあたたかいサービスにも定評があります。宿泊者は、歩いて3分ほどのところにある姉妹館『三井別館』の広々とした大浴場の湯巡りが無料で利用できます。
皆生温泉観光のおすすめモデルコース5選
弓ヶ浜の皆生海岸に面する皆生温泉は山陰最大級の温泉街で「山陰の熱海」とも言われています。そんな皆生温泉がある鳥取県米子市は、中国地方では最高峰の大山や島根にある隠岐の島の遠景など、海と山両方の美しい景色を見る事が出来る街。
また、県庁所在地ではないものの山陰両県の中央に位置しているため人口も多く、色々な商業施設や文化施設があり鳥取の中でも発展している地域です。しかし、米子城跡をはじめとした歴史を感じる場所も多々あり、街の中は様々な魅力に溢れています。
皆生海浜公園
日本海がすぐ目の前に見える景色の良い公園。定番のアスレチックや砂場はもちろん、人工芝風シートが敷いてある広場や雨でも遊べる屋根付きのエリアも有り、様々な遊びをする事が可能です。
他にも無料で利用する事が出来る足湯「潮風の足湯」も有り、気軽に温泉気分を味わえます。また、米子市出身の詩人である生田春月の文学碑も建っているので、文学好きの方はぜひ探してみて下さい。
今日は浦富海岸でグリーティングだったよ!ちょっと天気が悪かったけど、みんな遊びに来てくれてサンドたちも大喜び!
次回は7月27日13時、皆生海浜公園です⭐#サンド #アローラサンド #sandoidetottori #sandshrew#サンドの夏休み pic.twitter.com/rj4ruJMafF— トリピー@鳥取県マスコットキャラクター (@tottoripref) July 21, 2019
掲載ページアドレス:皆生海浜公園
住所:鳥取県米子市皆生温泉4丁目5-1
お菓子の壽城
鳥取県米子市淀江町にありますお菓子の壽城。
絶景の大山を眺める事ができる、米子城の面影を再現したお菓子屋さんのショッピングモールです。
2階にはすなば珈琲があって、食事をしながら絶景の大山を楽しめます。#鳥取#tottori#米子#yonago#壽#kotobuki#城#castle pic.twitter.com/yWTHxpIPdX— バッチコイミカエル (@battikoimichael) March 1, 2023
米子城をモデルに建設された建物で、城内には鳥取の銘菓をはじめとした山陰のお土産物がずらりと並んでいます。どれも店員さんが丁寧に説明をしてくれるうえに試食も可能なので、安心してお土産を選ぶ事ができるのも観光客には嬉しいところです。
また、鳥取では有名な喫茶店である「すなば珈琲」の店舗などもあり、気軽に食事をしたりスイーツを楽しむ事が出来るのでお昼時に行くのもおすすめです。
掲載ページアドレス:お菓子の壽城
住所:鳥取県米子市淀江町佐陀1605-1
米子城跡
山陰随一の名城であった米子城の城跡で、現在は360度のパノラマが広がる絶景ポイントとなっています。
城山は自然が多く残されており、頂上では米子の街はもちろんの事、大山や日本海など山と海両方の景色を望む事ができます。また、桜の名所としても知られており、春には満開の桜と美しい景色を同時に楽しむ事ができるので特におすすめです。
米子城跡🏯なう。 pic.twitter.com/z2ErnLIGr6
— へこまろbay (@susan_masan0216) March 22, 2020
掲載ページアドレス:米子城跡
住所:鳥取県米子市久米町
とっとり花回廊
皆生温泉からは多少距離があるものの、米子駅から無料のシャトルバスなども出ており比較的アクセスしやすい鳥取随一の観光スポットです。
広大な敷地内にたくさんの花が咲き乱れる日本最大級のフラワーパークであり、季節ごとに違った種類の花々を見る事ができます。また、年間を通して様々なイベントやワークショップが開催されているので、春夏秋冬いつでも楽しめる施設となっています。
ツイッターやインスタグラムで、卒業おめでとうってコメント、ありがとうございました💕
昨日、とっとり花回廊に行ったよ🥰
いろんな花があって綺麗だった〜😍
中が広かったから、めっちゃ歩いた😅
小さい頃に2回行ったらしいけど、覚えてないよ🙄
4枚目は3才のしえる❣️
しえる⸜︎❤︎︎⸝#花回廊 pic.twitter.com/TcdMwTiqDW— 岡山応援隊ピーチ🍑ピーチ 【公式】 (@peach2_official) March 22, 2020
掲載ページアドレス:とっとり花回廊
住所:鳥取県西伯郡南部町鶴田110
日吉津村海浜運動公園
テニスコートやグランドゴルフ場などスポーツに利用出来る場所や多目的広場などがあり、様々なスポーツや遊びを楽しむ事ができる施設です。また、キャンプ場やバンガローなどもあるので、家族や友人同士でのアウトドアに最適な場所です。
事前に問い合わせておけばテントやバーベキュー道具などをレンタルする事も可能となっています。そして様々な設備がしっかりと管理してあるので、老若男女誰でも安心して利用する事ができます。
掲載ページアドレス:日吉津村海浜運動公園
住所:鳥取県西伯郡日吉津村日吉津1864-1
皆生温泉に行く場合の注意点
皆生温泉の周辺自体はほとんど温泉旅館ばかりで、気軽に立ち寄れるような観光スポットはほぼ有りません。なので、温泉も観光も楽しもうという人にとっては車などの移動手段が必須になります。
もちろん路線バスや無料の観光シャトルバス、また観光タクシーなどもあるのでそちらを利用する事でも便利に移動ができ、初めてこの地域に来るという人でも安心して観光する事が出来るようになっています。また、冬の時期には雪が降る事も多いので車で来る際は必ず冬用タイヤに替えておく事も重要です。
皆生温泉までのアクセス情報
飛行機では米子鬼太郎空港からバス(米子駅を経由して約45分)・タクシー(20分)などに乗り換えての移動になります。
「皆生温泉」という駅は存在しないので、マイカー以外の高速バスや電車で来る際は基本的に米子駅で降り、そこからバス(約20分)・タクシー(約15分)などに乗ればわかりやすく且つ短時間で移動する事ができます。マイカーでは米子自動車道を通り、米子インターチェンジで降りたら約10分の距離です。
まとめ
皆生温泉は、戦後には多くの団体客が訪れるようになり、現在のような賑わいのある温泉街に発展してきました。皆生温泉は歓楽温泉としてのイメージもありましたが、近年では健康的なイメージへの変遷を図っています。
昭和56年には日本で初めて、トライアスロンが開催された土地でもあります。今でもトライアスロン発祥の地として、毎年大会が開催されています。その他登山、釣り、スキー、キャンプなどの拠点としての開発も行われ、温泉以外にも様々な楽しみ方ができる観光地となっています。