価格帯：1名13,380円～
総合評価： (4.5 / 5) 風呂： (4 / 5) 食事： (5 / 5) 部屋： (4 / 5) サービス： (4.5 / 5) 立地： (3 / 5) 設備： (4 / 5) 不思議な時間に包まれているような感じのする温泉旅館
長野県茅野市にある渋温泉の旅館のひとつ、渋辰野館。今まで、2回だったか3回だったか、とにかく、夏と冬に、家族と泊まりに行きました。
ここの温泉は、武田信玄に縁のある場所らしいですが、施設内の案内を見たところ、歴史は古く、古代からあったというようなことが書いてあった気がします。茅野市の市街地から車で山の方へだらだらと上っていき、林の中をしばらく行くと、昔の学校のような大きな古い建物が見えてきます。建物の中はやはり古めかしく、あちらこちらが直してあります。
夏は涼しくてよいのですが、この温泉はむしろ冬が真骨頂だと思います。冬に行ったときは、雪が降り道が凍ってしまい、温泉に辿り着けないかと思ったほどでした。実際、冬に行かれる場合は注意された方がいいと思います。寒い冬にさらに寒い茅野の山の上。暖房がありがたい。温泉がありがたい。このときは内湯が入れなくなっていましたが、それでもがっかりすることはありませんでした。夏よりも冬のほうが濃い経験ができる気がします。
ここは夕食がおいしく、また食べ応えがあります。テーブルいっぱいに地元産の野菜や魚、お肉を使った料理が並び、また味付けがおいしい。割烹のような感じではありません。夏も冬も、食堂に行くときは何か羽織って行った方がいいかも。大きなガラスのはめこまれた古い扉から一歩中に入ると、不思議な時間に包まれているような感じのする温泉旅館です。