雲仙という街並みは歩いてみるのがおすすめ
普賢岳だったり、絹笠山に囲まれた場所に沢山の宿舎が密集しているのが特徴の雲仙温泉街です。強酸性で殺菌効果のあるお湯や美肌効果により幅広い方々から利用されています。
宿によって、透明感あるお湯、白濁としたお湯など異なり、温泉街を歩けば独特の硫黄の香りがあちらこちらから漂います。湯けむりの向こうには素敵な街並みが広がり、雲仙地獄めぐりもいいものです。約30の地獄が点在していており周辺には遊歩道が整備され、お宿にチェックインしてからはぶらぶらと地獄散策をするのもおすすめです。
歩いて10分くらいの場所には、おしどりの池もあり、池のほとりには大黒天が彫られた自然石もあるのでこうした歴史情緒あふれるスポットをめぐるのもおすすめです。
雲仙温泉の歴史
雲仙温泉は、明治期の著書によってヨーロッパに紹介されて以降、多くの外国人たちが避暑地として訪れるようになりました。結果的にお宿よりも外国人向けのホテルやゴルフ場などが建設され栄えています。
江戸時代からの古い歴史を持つのも特徴ですが、雲仙地獄の北西に旅館が立ち並ぶ古湯は観光客から、外国人の避暑地となった新湯は海外からの旅行者から南部の小地獄は地元民から親しまれており、それぞれ、趣の異なる湯が楽しまれています。
雲仙温泉観光のおすすめモデルコース9選
雲仙は各都道府県にも負けないぐらいの観光スポットが沢山あります。そこで今回は、その中でも楽しく、記憶に残る観光スポットを厳選して5か所ほど紹介したいと思います。
是非これを機会にお出かけしてみては如何でしょうか。きっと今まで見た事のない景色や体験ができます。さあ今から雲仙に向かって出かけましょう。
雲仙ロープウェイ
1年間を通して四季折々の絶景が堪能できます。『記憶に残る別世界』は決して日常では見ることが出来ません。春夏秋冬、各季節ごとに変わる見下ろす景色は一見の価値があります。
山頂に行くと橘湾から長崎の街並みが一望できその風景はとても雄大です。山頂にある妙見神社もまた四季折々その表情を変え見ごたえがあります。
掲載ページアドレス:雲仙ロープウェイ
住所:長崎県雲仙市小浜町雲仙551
雲仙地獄(雲仙天草国立公園)
長崎県雲仙市に位置する「雲仙地獄」は、雲仙温泉街の中心に広がる地熱地帯で、噴気孔から立ち上る白煙と硫黄の香りが印象的なエリアです。30を超える噴気孔が点在し、まるで地中から地球の鼓動が聞こえてくるような、迫力ある自然の風景が広がります。
この一帯は日本で最初に指定された国立公園のひとつ「雲仙天草国立公園」にも含まれており、火山活動がもたらす独特な地形や豊かな自然を楽しめるエリアとして、多くの自然愛好家や観光客に親しまれています。
ちなみに地獄の名を持つスポットは、「大叫喚地獄」「お糸地獄」「清七地獄」など、それぞれに由来や伝説があり、歩くごとに異なる景観と物語に出会えるのが魅力となっています。整備された遊歩道は約1時間で一周でき、噴気や地熱現象を間近に観察しながら散策を楽しめます。
ま江戸時代にはこの地で多くのキリシタンが殉教したとされ、今もなお殉教碑が建てられています。観光だけでなく、歴史や信仰にも触れられる場所です。
住所:長崎県雲仙市小浜町雲仙
雲仙地獄茶屋
お糸地獄の横にある「雲仙地獄茶屋」。猫ちゃん(ФωФ)にお出迎えしてもらえます。
ここが、スタンプラリーのチェックポイント。3箇所目達成。#温泉むすめ #雲仙伊乃里 #霧島黒恵 #霧島雲仙温泉むすめスタンプラリー pic.twitter.com/m1nb4zKuIP— ゆきち@10/16-18 十津川・中伊勢・鳥羽🏍️ (@ykskef16) March 8, 2019
雲仙地獄にある茶屋で、ここには地獄足蒸し、地獄工房、地獄見台があります。足蒸しは地獄の熱が体感でき、工房では、温泉卵が有名で1個食べると1年長生き、2個食べると2年長生き、3個食べると死ぬまで長生きと言われ人気商品となっています。
見台は休憩所となっており温泉卵を食べながら周辺の温泉地獄の景色を見ることが出来ます。
住所:長崎県雲仙市小浜町雲仙320
雲仙ビードロ美術館
雲仙ビードロ美術館で、ガラス体験をしてきました。
僕の好きな色や形を、再認識することができました💛🧡💚💙❤️🔵🔴
僕は大きなビーズの方が好きですが、お値段的には、小さなビーズの方がオススメです。
ヒモ縛りが苦手な僕に、ストラップの結び方を、やさしく教えていただきました🥰 pic.twitter.com/VdxDhacgWm
— モカ🍓川柳おじさん 37歳 熊本県 リツイート大好き (@moka175117) November 10, 2019
18世紀~19世紀のガラスアートを見ることができます。建物も中世ヨーロッパのような外観でとてもオシャレです。また家族連れなどにも楽しめるガラス細工も体験でき、その作品をお土産として持って帰ることができ自分だけのオリジナルのガラス細工をプレゼントなどにしては如何でしょうか。
掲載ページアドレス:雲仙ビードロ美術館
住所:長崎県雲仙市小浜町雲仙320
雲仙山 満明寺
雲仙山 満明寺
行基が開山した真言宗の仏教寺院。真言密教の修験道場として栄えていました。金色の釈迦如来像が本堂に鎮座しています。 pic.twitter.com/jM6DNumzL3— 緑の桜 (@UnzenGioiko) November 12, 2019
満明寺は、温泉街の近くに位置し、大宝元年(701)に開山したといわれています。過去に『島原の乱』などで何回か焼失してしまいましたが復旧し今でも健在です。寺院の中にある雲仙大仏は高さ約5mの全身金箔に施された釈迦如来があなたを待っています。満明寺は雲仙地獄がすぐ近くにあり地獄巡りの後に立ち寄っては如何でしょうか。
住所:長崎県雲仙市小浜町雲仙321
おもちゃ博物館
雲仙、むかし昔 おもちゃ博物館
1階は駄菓子屋で2階が博物館(入場料200円) pic.twitter.com/Xc5Ek1UhE4— 緑の桜 (@UnzenGioiko) September 7, 2020
2階建ての博物館は1階に昭和の懐かしいおもちゃや、昔懐かしい駄菓子が販売されています。その種類は、とても豊富で世の大人たちは見ていてワクワクし購入してしまいます。昔を思い出しながら、この駄菓子を食べるのもなかなかいいものです。2階にはおもちゃの博物館が有り展示品は非売品ですがノスタルジックな世界が広がり入場料200円で楽しめます。
掲載ページアドレス:おもちゃ博物館
住所:長崎県雲仙市小浜町雲仙310
雲仙仁田峠プレミアムナイト
雲仙仁田峠プレミアムナイト
第2夜が無事終了
ご乗車ありがとうございました。 pic.twitter.com/p8F8sTZkL1— 雲仙観光局【公式】 (@unzenk) October 30, 2022
雲仙仁田峠プレミアムナイトは、長崎県雲仙市で春・夏・秋の期間限定で開催される特別な夜のツアーイベントです。通常は夜間立ち入りが制限されている「仁田峠循環道路」を、この催しに合わせて貸切バスが運行し、参加者を標高約1,300メートルの妙見岳展望所まで案内します。
スタート地点は雲仙温泉街のけやき広場で、そこから仁田峠までバスで移動し、ロープウェイを使って妙見岳山頂へと向かいます。展望台では空いっぱいに広がる星々や、島原半島・天草方面の夜景を一望できる絶好のロケーションが待っています。さらに季節ごとの魅力として、春にはミヤマキリシマのライトアップ、秋には美しい紅葉なども楽しめます。
ガイドは地元に住む案内人が務め、地域の自然や歴史にまつわる話を交えながら、参加者を楽しませてくれます。また曇天時には、プラネタリウムクリエーターの大平貴之氏が手がけた映像インスタレーションで、幻想的な星空を楽しむことができます。
住所:長崎県雲仙市小浜町雲仙
雲仙足湯広場
雲仙足湯広場は雲仙温泉街の中心部に位置する、気軽に温泉を楽しめる憩いの足湯スポットです。観光や散策の合間にふらっと立ち寄れるのが魅力で、無料でいつでも利用が可能です。
この足湯では、雲仙温泉の源泉から引かれた天然の温泉をそのまま利用しており、柔らかく硫黄の香りが漂う湯が足元からじんわりと身体を温めてくれます。泉質は酸性硫黄泉で、疲労回復や冷え性、神経痛の緩和などに効果があるとされています。
木製のベンチや屋根が設置されており、雨天でも利用しやすいのがうれしいポイント。観光マップや案内板も整備されているため、足湯に浸かりながら次の行き先をゆっくり考えるのにも最適です。
また足湯の周辺にはカフェや土産物店も点在していて、地元グルメやスイーツを楽しんだ後の休憩場所としてもおすすめです。
住所:長崎県雲仙市小浜町雲仙320
雲仙灯りの花ぼうろ
雲仙花ぼうろ pic.twitter.com/rIMxv8Qpg2
— Hide motorcycle touring club (@hideyuki10) February 22, 2025
「雲仙灯りの花ぼうろ」は、雲仙温泉街一帯で毎年2月に開催される冬のイルミネーションイベントです。地元で「花ぼうろ」と呼ばれる霧氷をモチーフに、温泉街一帯が幻想的なイルミネーションで彩られます。
2025年の開催期間は2月1日から22日までで、実際に毎日17時〜22時までイルミネーションが点灯されました。さらに土曜日の夜には「花ぼうろ花火の宴」が行われ、21時から約15分間、夜空を華やかに彩る花火が打ち上げられました。
イベント期間中は、旧八万地獄での「光の童話」イルミネーションや、雲仙お山の情報館別館前広場でのハートイルミネーションなど、多彩な演出が楽しめるのが魅力です。さらに地元ガイドによる「地獄のナイトツアー」や、地熱を利用したエコなこたつ「エコタツ」の設置など、訪れる人々を楽しませる企画も盛りだくさんです。
住所:長崎県雲仙市小浜町雲仙
雲仙温泉に行く場合の注意点
温泉旅館についてちょっとしたトラブルが稀にあるのですが旅館を予約した時、夕飯が小学生で予約したのに幼児用のお子様ランチがが出てきたそうです。2泊など複数の旅館を予約する場合はよく確認するようにしましょう。
観光スポットによっては、駐車場が少なかったり、無い場所が有るのでこちらも事前によく確認していきましょう。天候も重要で雲仙普賢岳があるため火山情報や天気も事前に調べておくほうがよいでしょう。
雲仙温泉までのアクセス情報
アクセス方法は4種類あります。
- JRの場合は諫早駅で下車し諫早ターミナル、島原バス雲仙行きで、島鉄バス営業所に向かう。
- バスの場合は長崎発と諫早発があり、それぞれ島鉄バス営業所に向かう。
- 自家用車の場合は高速道路の諫早ICで降りて雲仙温泉に向かう。
- 船の場合は熊本新港は島原外港、長州港は多比良港、鬼池港は口之津港、三池港は島原外港というそれぞれのルートがあり、それぞれ雲仙温泉に向かいます。
おすすめの雲仙温泉宿5選
東園
雲仙温泉東園 レイクビュー✨
お抹茶で歓迎いただきました🍵 pic.twitter.com/07bB4zZVCg— にゅる@49011PP (@T4BlueTP) August 29, 2020
おしどりの池と雲仙連山の絶景がウリになっているお宿で、温泉は3種類の温度から好みで入浴ができるからこそ、ファミリーで和気あいあいとしたお湯を堪能できます。
地元の新鮮な旬の食材のみを使うこだわり派のお料理は、既製品・加工品なし、島原そうめんをはじめ、雲仙のご当地和牛も堪能でき、なおかつ、その盛り付けられた器も地の窯元の一級品で、目でも下でも堪能できます。
雲仙福田屋
お互いになんだかストレスが溜まってるみたいで(笑)😅✨
出かける前に久しぶりに温泉に行きたくてうずうずしてたら、相棒の方から
「今日は温泉ですかね~♨️」
と言ってくれたので、さすが相棒本当にテレパシー使えとるなと✨🤣😂🌌💞
久しぶりに来た雲仙福田屋✨
貸切湯12時からだった😅 pic.twitter.com/N63zLNpUak
— えみねこ✨🐉🌈滝の上の猫🐈🌈🌏💜✨ (@Nyan2E) September 2, 2019
客室タイプが豊富にあるため、お一人様からカップルやご夫婦、さらにファミリーで宿泊ができるお宿です。内湯として「普賢の湯」と「白雲の湯」があり、白雲の湯は熱湯と温湯の湯船を設けてあります。
VODシステムが無料で利用できる客室・ハイカラルームシアターなどは予約がすぐに埋まるほどに人気があり、民芸モダンの宿というだけに、和室などは高齢の方々からも評判を集めています。冬の時期は、暖炉を囲めるロビーラウンジが、ほっこり憩いの場所になるのではないでしょうか。
九州ホテル
雲仙温泉の九州ホテル最高😃⤴⤴ pic.twitter.com/W0fQNQzchm
— 杉本 悟志 (@satoshi_m135i) September 26, 2016
大正6年(1917年)に、外国人向けのホテルとして創業した雲仙では老舗ホテルとして周知されています。モダンとハイカラというように、和と洋のバランスの取れたお宿です。
地獄の湯けむりを眺めることができる奇数屋造のホテルで、立ち寄り湯ではもったいないほどの温泉もウリになります。男湯は、湯けむりを眺める「大地の湯」ですが、緑あふれる大自然や四季が楽しめる女湯は四季の湯として親しまれています。地元食材をふんだんに使ったお料理も好評です。
雲仙宮崎旅館
本日は雲仙宮崎旅館さんに宿泊です。地獄がよく見えるー pic.twitter.com/icgroIe3qw
— まみドム @ やました (@mamidom) January 4, 2019
何といっても、絶景が自慢となるお宿で、日本庭園を一望できます。北原・野口など、数々の詩人・著名人たちにも愛されていた名旅館とも謳われ、昭和4年創業の老舗となるのが特徴です。客間からは、地獄を借景にした日本庭園が見られますが、ツツジ、新緑、紅葉などが楽しめます。
お料理では、有明海や橘湾の海の幸、島原半島の地元の新鮮野菜が振る舞われますし、炊きたてご飯は客室ごとに炊き上げるこだわり派です。
ワンプライスホテル@新湯
立ち寄り湯もOKという新湯は、半径15マイル圏内の地産の新鮮な野菜・お肉・お魚を使う「島原半島15マイル宣言」をウリにしたお料理にも定評があります。
併設されているリラクゼーションスパは、女性客からも人気を集めていますが、やはり1番には温泉をウリにしています。男湯は「香仙翔」、露天風呂や家族風呂なども用意されています。もちろん、客室係などのもてなしのサービスもウリです。
まとめ
雲仙は、歴史情緒あふれる街並みが広がり、そこには地獄からの湯けむりが立ち昇っています。宿泊されなくても雲仙を十分に楽しむことのできるスポットもあれば、ゆったり、のんびりとくつろぎたい人を迎えてくれる老舗旅館もたくさんあります。
かつては、外国人が多く訪れていましたが、現在も多くの旅行客を魅了し続けています。広大な山々に囲まれており自然を眺めることも・歴史ある温泉街・温泉宿でリゾート気分に浸ることもできる、そうした満喫感ある温泉地です。