草津温泉

草津温泉のおすすめの温泉宿・歴史・観光のおすすめモデルコース

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温泉好きなら一度は行ってみたいと思っている人も多いはず。
群馬県の草津は日本屈指の名湯と謳われている温泉地です。
草津の名物にもなっている湯畑からは湯気が漂い、レトロ感溢れる街並みは何とも言えない風情があります。
草津の自然湧出量は、毎分32,300リットル以上と日本でもトップクラスとなります。
主要な源泉は、硫黄の香りがしない肌触りの良い無色透明な「万代鉱源泉」、硫黄の香りで草津の温泉を象徴する「湯畑源泉」、白く濁り湯の花も多くみられる「白旗源泉」、眼に良いとされている「地蔵源泉」、熱い源泉と程よい刺激が特徴的な「煮川源泉」、大小50もの源泉「西の河原源泉」の6つとなっています。
また、旅館が所有している自家源泉もあり、草津では様々な温泉を堪能する事ができます。
草津温泉で欠かせない名物の「湯もみ」の体験やショーも人気となっています。

草津温泉の歴史

草津温泉の開湯ははっきりとした記録が残っていないようで、大和朝廷の古墳時代とも奈良時代、鎌倉時代とも言われています。
伝説としては、日本武尊や行基、源頼朝が草津温泉を発見したというものがあるが、あくまで伝説の域を出ていません。
確実な草津温泉に関する最古の記録は、戦国時代に湯本氏という小大名が湯治客から取った入湯料を真田氏に収めたという記録があります。また、豊臣秀吉が徳川家康に草津温泉を進めた書状が残っています。江戸時代に入り、当初は真田氏の治める沼田藩の一部として、のちに天領として幕府の直接支配を受けました。明治時代に入ると入浴法の時間湯が確立され、名物となっている湯もみが始まりました。
草津温泉までは、渋川から吾妻渓谷を西に進まなければならず極めて交通不便なのにもかかわらず、湯治客は年間1万人を超えたと記録されています。
また、少しずつ一般庶民に生活の余裕が出てくると一大行楽地として有名になり、軽井沢から白根山麓の高原を通る草軽電気鉄道が開通し、高崎市・渋川市からバスが乗り入れるようになりました。現在の吾妻線が草津の近く(長野原)まで開通したのは1946年です。
草津温泉は観光地として旅行客の誘客に努めています。今日では、もっとも古い源泉である「湯畑」や湯畑から採れる硫黄分「湯ノ花」、温度の高い源泉を冷ます「湯もみ」と湯もみの際にうたわれる「草津節」などが有名になり、観光客が絶えることはないです。

草津温泉の魅力

草津温泉湯畑
草津温泉の魅力は、第一にその泉質にある。強い硫黄泉である草津の湯につかることで美容効果が期待できると感じる人もいるし、非常に強い硫黄臭のする温泉につかることで、温泉らしい温泉につかっているとの満足感を得る人もいる。
第二には、夏は涼しく快適であり、冬は寒いが近隣の白根山でスキーが楽しめることである。夏場の気候が冷涼なために、草津には多くの遊歩道が整備されており、個々を散策する人が多い。
第三には、「湯畑」「湯もみ」「草津節」といった観光資源に恵まれていることである。古い源泉「湯畑」は草津温泉街の中心にあって、湯畑から沸く湯が下流に滝のように流れ込む姿は大変に勇壮である。また、高温の源泉を冷ますために、板で湯をかき回す「湯もみ」は、古い温泉情緒を多分に残して見る人の目を愉しませる。さらに、湯もみをしながら歌う「草津節」は、大正期以来広く日本人に知られている民謡で、湯もみを見物する人の気分を愉しませる要素である。
第四には、近隣に軽井沢、白根山、吾妻渓谷という観光資源に恵まれているために、飽きが来ないことも指摘できる。そして最後に、これほど交通が進んだ今日にあっても、東京から自動車で4時間かけなければたどり着けない「秘境感」が、逆説的に草津温泉の魅力を高めているといえようかと思う。

草津温泉の家庭風呂


元々古くからの温泉宿には家庭風呂のような設備はなかったけれども、近年の需要に応じて草津温泉の温泉宿にも家庭風呂の設備を設ける宿が増えてきている。
草津の湯畑から徒歩3分に位置する「金みどり」は、草津を代表する老舗旅館であるが、旅館の敷地内の離れに貸切露天風呂の設備があり、評判である。湯畑近くの「益成屋旅館」は地味な旅館ではあるが、やはり歴史ある旅館であって、家庭風呂の設備がある。
草津温泉に限ることではないが、老舗の温泉宿は大浴場や露天風呂を備えているにしても、家庭風呂までを整備していることは少ないと思う。というのは、老舗であればあるほど温泉街の中心地に立地しており、新たに家庭風呂を作る場所は取りづらいからである。
家庭風呂を作れる旅館乃至ホテルは比較的郊外の、新興の施設ということになり、確かにプライベートな温泉体験は愉しめるかもしれないが、いわゆる温泉宿に求められる風情を感じることは難しいかもしれない。

草津温泉観光のおすすめモデルコース5選

群馬県の北西部に位置する草津温泉は、日本三名泉の1つとして、注目を集めています。温泉の自然湧出量日本一を誇り、温泉好きからも一目置かれています。近年では、再開発によってレトロでモダンな温泉街へと生まれ変わり、温泉好きはもちろん国内外からたくさんの観光客が訪れます。今回は温泉だけでなく、思い出づくりにぴったりの人気スポット5選をご紹介します!ぜひ草津温泉を旅行される際には訪れてみてはいかがでしょうか?

西の河原公園

かつては鬼の泉水と呼ばれ恐れられていた場所ですが、現在は遊歩道のある公園になりました。広い河原には溶岩石が転がり、園内の至るところから、温泉が湧き出しています。夜にはライトアップされ、夜の散策も綺麗で楽しめます。
園内には、広い露天風呂があり、大きな湯船から草津の自然を眺めつつ温泉を満喫するのもおすすめです。草津を世に広めたベルツ博士や、斎藤茂吉・水原桜子など、偉人・文人の歌碑や記念碑も園内にあります。

掲載ページアドレス西の河原公園
住所:群馬県吾妻郡草津町大字草津521-3

白根神社

温泉街の中心にある湯畑から少し北側にある日本武尊を祀る神社です。創祀年代は不詳。火山である白根山を祀る神社です。
囲山公園を含めた広々とした境内は格好の散策路で、春はアズマシャクナゲの名所となっています。毎年7月17日、18日に行われる氏神祭りでは、白装束の人たちが神輿を担いで町中を練り歩き、多くの露店もあって賑わっています。

掲載ページアドレス白根神社
住所:群馬県吾妻郡草津町草津538

草津熱帯圏

高さ15メートルの温泉熱で暖められたドームの中には多種多様な動植物が生息するジャングルとなっています。熱帯・亜熱帯の250種類約1000頭の珍しい動物や色鮮やかな植物が迎えてくれます。
爬虫類の飼育展示数は国内トップクラスで絶滅危惧種のめずらしい動物も多数飼育されています。世界最小のマーモセットや、エリマキキツネザルなどが見られるほか、カピパラとの触れ合いやドクターフィッシュ体験も人気です。ペット同伴でも観覧できる国内でも珍しい動植物園です。

掲載ページアドレス草津熱帯圏
住所:群馬県吾妻郡草津町草津286

片岡鶴太郎美術館

役者として活躍する一方、近年は芸術家としても注目されている片岡鶴太郎氏の作品を、常時約130点展示する美術館です。草津片岡鶴太郎美術館は草津ホテルの隣接施設として1998年12月に開館。
墨彩画や、陶器、漆器などを季節の移ろいと共に楽しむことができ、ここでしか手に入らない絵ハガキなども販売しています。温泉で癒された後に、絵画鑑賞で心落ち着くひとときを過ごすことができます。

掲載ページアドレス片岡鶴太郎美術館
住所:群馬県吾妻郡草津町草津479

湯畑キャンドル「夢の灯り」

草津温泉のシンボル「湯畑」で開催される、キャンドルのライトアップイベント。光泉寺へ登る石段などに1500個以上ものクリアカップキャンドルが並べられ、優しい灯りと湯煙が織りなす、美しく幻想的な光景が楽しめます。非日常的なロマンチックな夜となること間違いなしです。

掲載ページアドレス湯畑キャンドル「夢の灯り」
住所:群馬県吾妻郡草津町草津

おすすめの草津温泉宿5選

長い歴史と日本屈指の名湯と知られ多くの人で賑わう草津温泉は、様々な多数の旅館やホテルがあります。
草津温泉でプライベートな時間を大切にしたい方には、露天風呂付きの客室がおすすめです。
露天風呂付きの客室は人の目を気にする事なく、あなたと大切人だけでくつろぎの時間を過ごす事ができます。
情緒漂う草津温泉で、大切な人と過ごす特別な時間、家族と賑やかに過ごせる旅館など、好みにあったあなただけのお気に入りの宿を探すのも楽しそうです。

炯-kei-

炯-kei-では2種類の源泉と旬の食材が堪能できる、大人がくつろげる上質な旅館です。
貸切風呂は3種類のタイプが用意され、それぞれがモダンな造りのお風呂になっています。それぞれのタイプのお風呂は源泉も異なるので、じっくりと草津の温泉を堪能できます。
和モダンな7種類の客室は全て異なる内装が施され、来るたびに違う趣を楽しめます。
3種類ある露天風呂付きのお部屋では、ゆったりとした空間と坪庭を眺めながらくつろげる露天風呂でラグジュアリーな時間を過ごせます。

湯宿 季の庭

湯宿 季の庭では廊下も含め全館が畳敷、全64客室に天然露天風呂が完備されえています。
落ち着きある和風の客室で、大切な方と2人で、家族とのんびりと、ゆったりとした寛ぎのプライベートな時間を過ごすことができます。
2つの源泉があり、大浴場、露天風呂、岩盤浴が楽しめる大浴場や、風情の異なる3種類の露天風呂などお好みで贅沢なひと時を楽しめます。

 

源泉一乃湯

源泉一乃湯は気軽に泊まれる素泊まりの宿ですが、ミニキッチン付きの露天風呂が完備されている部屋や、ダブルサイズのベッドが2つ並ぶほどのゆったりとした空間の部屋など、贅沢な時間を過ごせる部屋が多数揃えられています。
源泉一乃湯には大浴場の他、6種類の貸切風呂があります。
貸切風呂は、湯の花の舞う地下から湧き出ている自家温泉で、他の宿では堪能できない源泉一乃湯ならではのお湯を楽しめます。

 

草津温泉 喜びの宿 高松

高松では、天候によっては天然の湯の花も楽しめる、良質な湯畑源泉のかけ流し温泉でゆったりとしたくつろぎの時間過ごせます。
客室は少人数から大人数まで様々な広さの落ちすいた和室が用意されています。
和室と洋室、リビングのゆったりとした空間のセミスイートは温泉付きのお部屋となっており、湯畑源泉の温泉をプライベートな空間で堪能できます。
大浴場には温度を変えた3種類のお湯があるので、熱いお湯が苦手な方やお子様も安心して温泉を楽しめます。

草津温泉 望雲

草津温泉 望雲は、肌当たりの良いやわらかな西の河原源泉と、湧出温度が約95度の万代鋼源泉の2つのお湯が楽しるこだわりの泉質によるかけ流しの温泉が特徴です。
春の桜やシャクナゲ、秋の紅葉など四季が楽しめる庭も見所で、館内を彩る多数の美しい花にも目を奪われます。
ます。
露天風呂付きの客室では、かけ流しの天然温泉お湯、ウッドデッキから眺める庭園など、開放的な空間で贅沢な時間を過ごすことができます。

草津温泉に行く場合の注意点

草津温泉に行く際、温度差が大きいので注意してください。特に春と秋は、昼間は比較的暖かい日でも、朝と晩では非常に冷え込みます。必ず何か追加で羽織れるものを用意して、寒さ対策に努めてください。また、宿や観光案内所、バスターミナルなどで観光割引クーポンが置いてあることが多いです。
もし草津温泉周辺で観光される方は、ゲットしておいたらお店でさらにお得に楽しむことができます。忘れずに注意してみてみてください。

草津温泉までのアクセス情報

草津温泉までの交通

吾妻線

電車で行く場合

東京からであれば、一日に数本上野駅から長野原草津口駅まで特急「くさつ」号が運転されており、所要は2時間前後である。長野原草津口駅からJRバスで草津温泉街まで向かうことができます。

バスで行く場合

東京各所から草津までの高速バスが走っている。所要は3時間半ないし4時間。

※公共交通機関を利用して草津温泉に訪れる場合、最寄り駅である長野原草津口駅から路線バスに乗りアクセスすることとなります。またバスタ新宿、渋谷、名古屋などの主要なバスターミナルから草津バスターミナル行きの高速バスも運行しています。乗り換えなしで行くことができるので、大変便利です。

自家用車で行く場合

関越道周りであれば、渋川伊香保インターチェンジから下道に入り、吾妻渓谷に沿って1時間ほど行くと草津温泉に到着する。吾妻渓谷沿いの道は崖に面した悪路であるから注意。また、上信越道で軽井沢インターチェンジまで出てから白根山麓を通って草津温泉に至るルートもある。こちらの方は道がいいため運転はしやすいが、軽井沢近辺で渋滞にはまると時間を取る。
東京からだと、所要時間は2時間半ほどで、高速料金は片道3000円ほどです。

まとめ

まとめ
草津温泉は、北海道の登別温泉、熊本県の阿蘇温泉に並ぶ日本三名湯に数えられる名所であり、各所の温泉街が凋落する中でも、湯畑を中心とした昔ながらの温泉街が残っており、かつ郊外にあっても、「テルメ・テルメ」に代表される現代的でいわゆる「温泉ホテル」とは一線を画す入浴施設が多数開発されている、新旧がよく調和した見どころの多い名湯といえる。
温泉に完結することなく、白根山では夏は2000メートル級の登山に挑むことができ、冬は雪質のよいスキー場でのスキーが楽しめる。また、軽井沢まではおよそ1時間の距離にあるのでショッピングを楽しむこともできるし、吾妻渓谷沿いの川原湯温泉・四万温泉といった比較的静かで鄙びた名湯めぐりをすることもできる。
歴史ある温泉といえば六甲山麓の有馬温泉が知られるが、有馬温泉には歴史はあっても活気は草津温泉ほどないかもしれません。
東京に至近の温泉として箱根温泉があるが、箱根はあまりに小田急の資本が入り込みすぎていて、本来色々の源泉がある良い温泉なのに、一種のレジャーランド化が進んでしまっている。こういった温泉街と比較して、新・旧両要素が程よく調和を保つ草津温泉に、ぜひ一度は足を運んでいただきたい。
♪くさづーよいとこいちどはぁおいで、はぁどっこいしょ。おゆのなかからこりゃはながぁさくよ、ちょいなちょいな…(草津節より)

その他の群馬県の温泉一覧はこちら
群馬の温泉20選。オススメしたい有名・穴場・絶景スポット。

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